戦略的な提携について何を書くべきか、とポイント

戦略的提携のねらいとアプローチを明確に表現する

 

・自社のバリューチェーンのどこでどのような提携をするのか、
 競争優位性の強化にどうつながるのか、ねらいとアプローチをわかりやすく書く

 

・提携により、自社がいかに強みに集中し、ユニークな価値の提供に集中できるのか

 

・自社の弱みをどう補完するのか

 

・提携先を含むグループ全体として、競争相手に対しどれほどすごい力を発揮できるのか

 

・提携の必要な機能ごとに、ベストな提携先を数社ずつ想定し、提携実現までのシナリオを描く

 

・提携に対し、先方がどういった関心を持つか

 

・どういうアプローチが最も効果的か

 

・どういう順でアプローチするか。注意点は

 

・どういったシナリオを想定しておくべきか

 

なるほどこういう会社とこんなにうまく提携してやっていくのか、これなら人の力もうまく活用し、
自社の強みに集中して事業を立ち上げることができるな、と納得できるように書く

 

・提携先企業の業界内での地位、強み

 

・両社の享受するメリット

 

提携先の企業との関係の強さ、信頼感の強さを簡潔に表現する。

 

例えば、

 

・先方の社長と長期間この業界をリードしてきたこと

 

・創業前の会社で先方社長と取引の実績があり、相互の信頼関係が深いこと

 

・経営幹部との強いつながりがあること
 「こんなすごい企業と提携なんかとてもできないだろう」と勝手に決めつけずアプローチすること

 

・シナリオを描いたら、つてを使ってコンタクトし、展開状況によってシナリオを修正し、
 また動く、というステップを高速で進める

 

ベンチャー社長がそれなりの努力をしてつてをたどると、大半の提携先候補の幹部とは話ができる

 

元の大企業社員としての立場よりも、意外にベンチャー社長としての立場のほうが
気軽に相談してくれる場合がある

 

常識的なアプローチでは、ベンチャーとしての競争優位性は出しにくい。

 

社長の大胆さ、行動力、ネットワーク構築力などが鍵となる

 

競合他社に対する優位性の見せ場なので、いかに自社の強みに集中しているか、
いかに効果的に外部リソースを活用しているかを確実に伝えること

 

【おすすめページ】株式会社と農事組合法人の比較