特に創業前の場合
顧客の切実なニーズを直接把握するので、開発した製品・サービスが
ヒットする確率が飛躍的に高まる
製品開発を待ち望み、支持・支援してくれるアーリーアダプター、
またはユーザーコミュニティーが誰か見えてくる
アルファサイト、ベータサイト候補として、進んで製品化の協力をしてくれる顧客候補が見えてくる
顧客候補が競合状況について懇切丁寧に教えてくれることが多い
顧客候補にとって最も大切な事、そうでない事がはっきりするので、
初期製品仕様を徹底して絞り込むことができる。
その結果、ヒットする製品の開発期間、市場参入リードタイムを大幅に短縮できる。
新しい機能は、最初に無理をしてすべて盛り込むよりは、市場導入後に
小刻みに追加投入していく方がむしろ得策
顧客候補が何に対してどのぐらい払ってくれるか、どうすれば儲かるかが確認できる。
すなわち、ビジネスモデルが妥当かどうかが見えてくる
製品・仕様に対する早期アクセスの対価として、顧客候補企業と1000万円〜数千万円規模の
研究費を交渉するチャンスが見えてくる
顧客候補にとって大きな価値を生み出す中核を自社で押さえる一方で、
どのような提携先とどのような機能・能力を補完することが大切かが見えてくる。
提携先候補と話を進める上でも、説得力が大幅に向上する
市場性確認には、顧客候補のみならず業界のキーパーソン、その領域で著名かつネットワークの
豊富な研究者、影響力の大きい大学の先生等も含めること。
接触を通じてファンを獲得し、おもいがけない優秀人材の採用、アドバイザーとしての確保、
投資家からのレファランスチェックの依頼先確保等々、助けになることが多い
事業計画の質も社長の説得力も大幅に増すため、経営資源(社員、アドバイザー、提携先、
資本、ロイヤリティーの高い顧客、サプライヤー)の確保がやりやすくなる
資本を最も効率よく使える。
「やっと市場が見えてきたのに資金切れ」というよくあるパターンを避けることができる。
開発した製品が全く売れないことがわかって初めて真剣に市場性確認を始める企業が非常に多いが、
このやり方では命取りになることが少なくない(ベンチャーで資金を使い過ぎる一番の理由)
本質的に企業価値を向上する成果やマイルストーンが何かについて、理解が深まる